2025年川西市で注文住宅を建築するに当たり注目すべきは下の二つの政策です。
①の補助金もですが➁の住宅ローン減税はその何倍ものメリットがあります。
条件に該当する方には積極的なご利用をおススメします!
➀ 子育てグリーン住宅支援事業
昨年の子育てエコホーム支援事業に引き続きZEH水準住宅及び長期優良住宅は補助対象でありますが、それぞれZEH水準住宅が80万円から40万円・長期優良住宅が100万円から80万円と昨年まで右肩上がりだった補助額の減額が始まりました。ただし、建て替えの場合は20万円が加算されますので長期優良住宅は人によっては昨年と同じ100万円が補助されます。
代わりに、今最も注目すべきはその一つ上の基準として示されたGX志向型住宅(GXはGreen Transformationの略)でしょう。補助額が160万円と大きく魅力的ですが、注文住宅を建築するハウスメーカーや工務店は断熱と設備の両側に本気で取り組まないと達成できない基準となっています。
間取りにもよりますが、具体的にはサッシはアルミ・給湯器はエコジョーズ・太陽光発電は無しのどれかに当てはまる住宅ではまず達成は無理な基準です。対応できるかどうかを確認するだけでその会社の姿勢が分かると言っても過言ではなりません。なお、申請のタイミングは注文住宅が5/14~、建売住宅が5/30~、賃貸住宅が6/30~と発表がありました。
子育てグリーン住宅支援事業のホームページ:https://kosodate-green.mlit.go.jp
引用元:住宅省エネ2025 https://jutaku-shoene2025.mlit.go.jp/tool-download/
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追記:2025年2月7日に子育てグリーン住宅支援事業のHPが開設され、GX志向型住宅の要件に「高度エネルギーマネジメントシステムによる制御」が追加されました。詳細は検討中とのことですが、HEMSでエネルギーを見える化するだけでなく制御する事まで求められます。従い、高性能なHEMSを入れるにとどまらず給湯器やエアコンなど制御される側の機器も制御に対応している必要があるため想定される費用及び難易度が更に上がったと言えます。
→ 最近公表された手引きによると設定まで確認しないようですので見掛け倒しに終着しそうです。
2024年入居分より住宅ローン減税対象の借入限度額が減額(例:長期優良住宅の場合5000万円→4500万円)されましたが、2024年度税制改正により世帯の要件を絞り減額が1年延期になりました。世帯の要件としては18歳以下の子供がいる世帯か夫婦どちらかが39歳以下の世帯となります。現在、政府与党は2025年度税制改正に更なる1年間の延期を盛り込むべく調整しています。
引用元:国土交通省 https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001854843.pdf