4800種類ある住宅ローンの中で自身にどれがベストかご存知でしょうか。建物や土地と同様に支払い方法も重要であることから、住宅ローンを大きく分類する変動金利・固定金利・固定期間選択型金利について解説します。
人生で一番高い買い物は家ではなく住宅ローンです。例えば、注文住宅を建てる際に土地と建物で3000万円の35年ローンを金利2%で組むと総支払額は約4000万円になり、金利が0.3%でも増えると総支払額は約200万円増えます。金利が低い時点で長期の固定金利を組むことが一番リスク回避できる住宅購入の方法と言えます。
金利の種類 |
【変動金利】
金利情勢に応じて、原則的に半年に一度金利が見直され金利が変動します。しかし、本来払うべき利息は次の5年間に上乗せする形で精算されますので、金利が上がっても毎月の返済額は5年間は一定です(金利は上がっても25%までです)
【固定金利】
ローン完済までずっと当初の金利のままなので、毎月の返済額が最後まで変わりません。資金計画がたてやすく、最も安全性が高いと言えます。全期間を通じて同じ金利のタイプのものの他に、返済期間が10年経過した時点で金利が変更される「段階金利」の固定金利型商品もあります。
【固定期間選択型金利】
2年、3年、5年など一定の期間を契約時に決め、その期間内は固定金利が適用されます。固定期間終了時に次の一定期間を決めるが、変動金利を選ぶこともできるタイプもあります。(固定期間が終了した後に適用される金利は、住宅ローン商品によってさまざまです)
注目の「フラット35」 |
現在、超低金利時代に突入しているため固定金利である「フラット35」が注目されています。金利の推移を見ると一時よりも高くなったように見えますが、団体信用生命保険付きの金利になったためで今も低金利であることに変わりありません。
また、高性能の住宅を建てる際には金利優遇付きの「フラット35S」を利用することが可能で、更にお得に注文住宅を建てることができます。詳しくは「税制優遇/金利優遇」をご参照ください。
最近のトレンド |
注文住宅を建てる人が住宅ローンを選ぶ基準は様々ですが、総支払額にダイレクトに影響する金利と金融機関に払う手数料を比較することが多いのではないでしょうか。最近のトレンドとして、店舗やそこに配置する人員を無くすことで金利や手数料の面で魅力的な条件を提供しているネット銀行の普及があげられます。SBIネット銀行、イオン銀行、auじぶん銀行などがありますので、是非一度検討してみることをおススメします。
変動金利vs固定金利の論争でいくと、最近まで銀行が特に属性の良い世帯に対して超格安の金利を提供していたこともあり変動が主流でした。しかし、インフレ局面に入り変動の金利も上がりつつありますので注意が必要です。また最近の物価高の影響を受けて、これまで注文住宅購入時には35年ローンが主流でしたが40年ローンという商品が出始め利用する人も増えつつあります。何にせよ、長くお付き合いしていくことになりますのでローン破産なんてことにならないようしっかり人生設計をする必要があります。
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